Bitbucketの基本的な使い方
「初心者向け」Bitbucketの使い方完全ガイド!
📌 目次
- Bitbucketとは?
- Bitbucketのセットアップ
- リポジトリの作成方法
- リポジトリをクローンする
- プルリクエストを作成する
- Bitbucket Pipelines(CI/CD)
- まとめ
- Q&A
💡 Bitbucketとは?
Bitbucket(ビットバケット)は、Atlassian(アトラシアン)が提供するGitリポジトリ管理サービスです。ソフトウェア開発の効率化を目的とし、プライベートリポジトリを無料で作成できる点が大きな特徴です。
特にJiraやTrelloといったAtlassian製品との統合に強みを持ち、チームでの開発に適したツールです。また、Bitbucketは2008年にリリースされ、現在は企業向けの開発プロジェクトで広く利用されています。
🔧 Bitbucketのセットアップ
1. アカウントを作成
Bitbucketの公式サイト(https://bitbucket.org/)にアクセスし、無料アカウントを作成します。
2. ログインと基本設定
アカウント作成後、Bitbucketにログインし、以下の基本設定を行いましょう。
📌 プロファイルの設定
画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、「Personal settings(個人設定)」を選択します。ここでは、表示名、メールアドレス、言語設定などを変更できます。
📌 通知のカスタマイズ
「Notifications(通知設定)」では、リポジトリの変更やプルリクエストの更新をメールで受け取るかどうかを設定できます。重要な通知のみを受信するようにカスタマイズすると、不要なメールが減ります。
📌 SSHキーの設定
SSHキーを設定すると、HTTPSの代わりにSSHを使用してリポジトリにアクセスできます。「SSH keys(SSHキー)」のメニューから新しいキーを追加し、ローカルマシンのSSHキーを登録しましょう。
📌 2段階認証の有効化
セキュリティを強化するために、「Security(セキュリティ)」タブから二段階認証を有効にできます。Google Authenticatorなどのアプリを利用して追加の保護を設定しましょう。
📂 リポジトリの作成方法
1. 新しいリポジトリを作成
Bitbucketで新しいリポジトリを作成するには、ダッシュボードの「リポジトリの作成」ボタンをクリックします。その後、以下の設定を行います:
- リポジトリ名:プロジェクトの目的が分かりやすい名前を設定
- アクセス権限:パブリック(公開)またはプライベート(非公開)を選択
- バージョン管理システム:Gitのみ選択可能
- READMEファイルの作成:プロジェクトの説明用に追加可能
- Gitignoreファイルの選択:使用するプログラミング言語に適したGitignoreを選択
設定後、「作成」ボタンをクリックすると、リポジトリが作成されます。
2. リモートリポジトリをローカルと接続
リモートリポジトリをローカルに接続し、開発を開始するには、以下の手順を実行します:
📌 クローンする場合(既存のリポジトリをローカルにコピー)
git clone https://bitbucket.org/your-repo-name.git
これでローカル環境で作業できるようになります。
📌 新しいリポジトリをローカルに作成し、Bitbucketにプッシュ
mkdir new-project
cd new-project
git init
git remote add origin https://bitbucket.org/your-repo-name.git
touch README.md
git add .
git commit -m "初回コミット"
git push -u origin main
この手順により、ローカルプロジェクトをBitbucketにプッシュできます。
📌 メンバーの招待
チームメンバーを追加する場合は、「リポジトリ設定」→「ユーザーと権限」からメンバーを招待し、それぞれに適切な権限を設定しましょう。
📥 リポジトリをクローンする
ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して、リモートリポジトリをローカルにコピーします。
git clone https://bitbucket.org/your-repo-name.git
これでローカル環境での作業が可能になります。クローン後は、新しいブランチを作成して開発を進めるのが一般的です。
🔄 プルリクエストを作成する
チームでコードを共有する際、プルリクエストを作成してレビューを受けることが重要です。
1. 変更をコミット
git add .
git commit -m "変更内容を記述"
git push origin feature-branch
2. Bitbucket上でプルリクエストを作成
Bitbucketのリポジトリページで「プルリクエストを作成」をクリックし、変更内容をレビュー依頼しましょう。
🚀 Bitbucket Pipelines(CI/CD)
Bitbucket Pipelinesを使用すると、コードの変更が自動的にテスト・デプロイされるため、開発効率が向上します。
image: node:14
pipelines:
default:
- step:
name: Build and Test
script:
- npm install
- npm test
🔍 まとめ
Bitbucketは、初心者から上級者まで幅広く利用できるGitリポジトリ管理ツールです。
✅ Bitbucketのメリット
- 無料でプライベートリポジトリを作成可能
- JiraやTrelloとの統合でチーム開発を効率化
- 直感的なプルリクエストとコードレビュー機能
- 強力なCI/CDツールであるBitbucket Pipelinesを利用可能
- 細かいアクセス管理やセキュリティ設定が可能
💡 こんな人におすすめ!
- チームで効率的にGitを管理したい人
- JiraやTrelloと連携したワークフローを作りたい人
- GitHub以外の選択肢を検討している開発者
- CI/CDを活用して自動デプロイを行いたい人
🎯 次のステップ
この記事では、Bitbucketの基本的な使い方を紹介しましたが、より高度な機能もたくさんあります。以下のトピックもぜひ試してみてください。
- Bitbucket PipelinesでのCI/CD構築
- Bitbucket APIを活用した自動化
- チームコラボレーションのためのブランチ戦略
✨ ぜひBitbucketを活用して、スムーズな開発環境を整えてください!
❓ Q&A
Q1. Bitbucketは無料で使えますか?
A. はい。無料プランでは最大5人のチームメンバーとプライベートリポジトリを利用できます。
Q2. GitHubとBitbucket、どちらを使うべきですか?
A. チーム開発でJiraやTrelloを活用する場合はBitbucketが適しています。一方、オープンソース開発にはGitHubが人気です。
Q3. BitbucketでSSHキーを設定する方法は?
A. 「アカウント設定」→「SSHキー」から新しいキーを追加できます。
Q4. Bitbucketでブランチを作成するには?
A. ターミナルで以下のコマンドを使用します:
git checkout -b 新しいブランチ名
その後、git push origin 新しいブランチ名
でリモートにプッシュできます。
Q5. Bitbucketのプルリクエストとは何ですか?
A. プルリクエスト(PR)は、コードの変更をチームメンバーにレビューしてもらうための機能です。変更をプッシュした後、Bitbucketのリポジトリページから「プルリクエストを作成」できます。
Q6. BitbucketでCI/CDを設定するには?
A. Bitbucket Pipelinesを使用してCI/CDを設定できます。リポジトリの bitbucket-pipelines.yml
に以下のような設定を追加します:
image: node:14
pipelines:
default:
- step:
name: Build and Test
script:
- npm install
- npm test
この設定により、コードの変更ごとに自動的にテストが実行されます。